経歴

山口県下関市出身。学習院大学大学院博士後期課程満期退学。心理学修士。

国家政策としてのキャリアコンサルティング普及事業に初期から参画し，現在の各種政策・制度の礎を担う。現在も同事業への継続的な協力を求められている。また産業カウンセラー協会，日本臨床心理士会，EAPメンタルヘルスカウンセリング協会など勤労者の生産性と充実感の向上を図り，メンタルヘルスを推進する専門家の団体で指導者・助言者として活動している。

1994年から心理カウンセラー，サイコセラピスト，心理検査員として精神科，自治体の教育委員会，従業員支援プログラムの提供事業所，発達障害支援事業所などで勤務。並行して学習院大学などで国費の助成を得てうつ病の心理学研究を行い，心理学界では心理－社会的プロセスでうつ病が発生・持続・慢性化する要因とメカニズムの解明で知られている。現在は脳科学と融合した組織・人間関係の問題を国費助成の研究課題としている。

研究成果は，開発した学級活動を通して子どものうつ病を予防するプログラムが南アルプス市の事業として採択されるなど各所で活用されている。この他，神奈川大学・杉山研究室では同プログラムの成人版の開発，夫婦関係の改善要因・悪化要因の解明，若年および中高年の勤労男性のメンタルヘルス要因の発見，モチベーション（動機づけ）の開發要因・阻害要因の発見などの研究成果を挙げ，成果を応用した個人及び組織の支援活動を展開している。

フジテレビ，テレビ朝日，日本テレビ，雑誌SPA！など，各種メディアでの心理学解説・評論活動も好評を得ている。